インタビュー

よりよい子育て環境を求めて垂井町へ移住

長女誕生を機に、よりよい子育て環境を求めて愛知県豊田市から、岐阜県西濃エリアへの移住を決意した堀之内孝志さん。それまでの人生は持ち前のチャレンジ精神と行動力で、自ら進む道を切り開いてきました。「子どもの頃から人と違うことをしたいという気持ちが強く、高校卒業後はアメリカに渡りコンピュータサイエンスを学びました。ちょうど日本の一般家庭にインターネットが普及し始めた1999年のことです。帰国後、刺繍機メーカー代理店を経てコンサルティング会社へ転職。スマートフォン用のアプリ開発事業を立ち上げ、その事業を譲り受ける形で2014年に独立起業しました。振り返ると、常に魅力的な人との出会いにも恵まれていたと思います。」
変化のスピードが早いIT業界の最前線に身を置き、忙しい日々を過ごす一方、実はもともと山が大好きで田舎暮らしへの思いを年々募らせていたという堀之内さん。移住先を探す際、西濃エリアのいくつかの候補の中から垂井町を選んだ一番の理由も、山々を身近に感じられるのどかな雰囲気が気に入ったからだそう。「直感的にいいなと思いました。さらに調べてみると、名古屋まではJRで約40分。国道も走っていて利便性も申し分ない。田舎すぎない田舎なんですよね。充実した教育環境や犯罪率の低さも、子育てをする上で魅力に感じました」と話します。

垂井町をクリエイティブの力で盛り上げていきたい

堀之内さんによると、「木工作家、陶芸家、デザイナーなど、さまざまな分野のクリエイターが活躍しているのも垂井町の魅力。彼らをいい意味で巻き込み、クリエイティブの力で垂井のまちをもっともっと盛り上げていきたい。」と目を輝かせます。その言葉通り、クリエイターと住民をつなぐワークショップなど、イベントをこれまでに多数企画運営してきました。今取り組んでいるのは、垂井町在住デザイナー、ハチグラフィックの太田さんと共同で垂井町観光協会オリジナルポロシャツの製作。垂井町が誇る歴史やイベントをモチーフにしたイラスト刺繍を胸元にあしらったもので、2021年8月から販売がスタートしています。「垂井町に住む人も、町外の人も、みんなが『ワクワク』を通じて1つになれるまちが理想。そのために、まずは自分が楽しく暮らし、地域と関わることで、周りにいる人へ同心円状に笑顔をひろげていく。さらにそれを見て垂井町を好きになってくれる人がたくさん増えたらうれしいですね。」堀之内さんの地域おこしへの挑戦はこれからも続きます。

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My favorite spot

堀之内さん夫妻が通う垂井町内の美容室。「オーナーの北村さんとはプライベートでも仲良くさせてもらっていて、飲み仲間でもあります。垂井町のことが大好きになったのは、名所からグルメスポットまで地元情報に詳しい北村さんの影響が大きいかもしれません。もちろん、美容師としての技術も確かなのでオススメです。」　　

「ROCKING CHAIR」
住所：不破郡垂井町宮代2908-1
TEL：0584-71-8104
営業時間：9:00～19:00（予約優先）
定休日：毎週月曜、第1火曜、第3日曜
※ネイルサロン併設
※詳細はInstagram（@rockingchair2013）でご確認ください。