きょうの垂井

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インタビュー

2021.06.04

外を見てきたからこそわかる、このまちの素晴らしさ。
垂井町には魅力がたくさんあります

PROFILE

名前
岩田ちひろさん
出身地
滋賀県/2018年、夫の出身地である垂井町に移住

大垣市内の病院で内科医として働く。
がん患者や慢性疾患を抱える患者と向き合う中で、栄養療法に興味を持つ。
3人の子どもを育てながら、仕事や趣味に情熱を注ぐパワフルな女性。

朝の日課「ランニング」で自然を満喫

岩田さんの1日は、子どもたちが起きてくる前、朝5時からスタートする。まずはインターネットで世界の人と交流しながら英語を勉強。その後、体力づくりのためにランニングをする。
「自然の素晴らしさ、そして季節をダイナミックに感じられることが、毎日走り続けられる一番の理由かもしれません。春は残雪の残る伊吹山に向かいながら、夏は濃い緑の中、秋は黄金に輝く稲穂が揺れる中、冬は満点の星空のもと澄んだ空気の中、走ることができる。往復5kmほどでも気候の違いを肌で感じられるのが醍醐味です。」
軽い気持ちで始めた朝ランだったが、今では一緒に走る仲間ができ、日々、垂井町の自然を満喫しながら汗を流している。

親子3人で通う箏(こと)の教室

岩田さんが垂井町へ移住するにあたり、気にかかっていたことは子どもの習い事。垂井に来てできた友人から紹介された習い事は、日本を代表する箏奏者を輩出する箏教室だった。
次女の明ちゃんが習いたいと言ったことをきっかけに、「せっかくなら子どもと一緒に、私も挑戦してみたい。」と岩田さんも習い始め、さらに長女の悠ちゃんも習い出し、親子3人でコンクールに向け真剣に練習を重ねている。
「箏を通じて新しい世界が見られるのも魅力。」垂井町で始めた習い事に質の高さを実感し、嬉しい驚きを隠せない様子だ。

生産者の想いまで味わえる、幸せを感じられるまち

大学は福井県、就職は岐阜大学医学部附属病院へ。そこで出会った同僚の賢治さんと結婚し、賢治さんの仕事の関係で半年間アメリカで生活、帰国後は東京の病院に勤務した。様々な土地に住んだ経験がある岩田さんの目から見て、垂井町は魅力がたくさんあるまちだと語ってくれた。「夫の実家へ里帰りした時は、垂井町は何もないと思っていました。でも、産みたての卵が買えて、地元産のハチミツもあって、採れたての野菜を農家さんが配達に来てくれる。生産者の想いまで味わえる幸せは、垂井町に住んだからこそ知る事ができた喜びです。」自然の恵みを感じられる生活を続けるうち、食事や栄養の大切さを痛感。現在、勤務する病院では食事を基礎にした医療である「栄養療法」にも取り組んでいる。

夢は垂井町の環境を生かした“アフタースクール”を始めること

岩田さんは将来、子どもたちが学校以外で色々な経験を積む場作りをコーディネートしたいと考えている。
「広がる田んぼのあぜ道を思い切り走ったり、水遊びができる自然環境がある垂井町は、すごく恵まれていると思います。その環境を活かしつつ、垂井町で活躍する様々な人と、子どもたちが交流することで、多くの学びを得ることができるのでは、と考えています。まだ構想段階なので、垂井町の子どもたちの未来を一緒に考えてくれる仲間を募集中です。」と語る笑顔が印象的だ。

My favorite spot

岩田さんのお気に入りのお店は、青島珈琲焙煎所。
「オーナーの青島さんが珈琲に一生懸命向き合っていることがちょっとした会話から感じ取れるし、感想を伝えると次は違った焙煎方法を試してくれるところも好き。自家焙煎にこだわった珈琲を入れてくれる素敵なお店です。」  

「青島珈琲焙煎所」
不破郡垂井町2161-52
営業時間:日~火曜13:00~18:00 / 木~土曜13:00~17:00、20:00~23:00
定休日:水曜
※時短営業の可能性があるため、instagram(@aoshima_coffee)でご確認ください。