きょうの垂井

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インタビュー

2022.02.25

ベビーマッサージ教室を通じてママたちが楽しめる時間、きっかけを提供したい

PROFILE

名前
三井 智子さん
出身地
和歌山県和歌山市

結婚を機に和歌山市から夫の実家である垂井町に移住。出産後に出会ったベビーマッサージのすばらしさを広めたいとの思いから、月に2回、町の子育て支援センターでベビーマッサージ教室を開いています。
※教室の開催日など、詳細は「広報たるい」最新号をご参照ください。

山並みと澄んだ相川が織りなす風景に心を奪われて

三井智子さんは和歌山県和歌山市出身。大学時代を和歌山県で過ごした夫とは友人の紹介を通じて知り合い、2007年に結婚しました。垂井町を初めて訪れた時の印象は「自然がたくさんあるきれいな街」だったそう。「特に、山並みと澄んだ相川が織りなす風景に心を奪われました。夫の家族のおおらかさにも触れ、結婚・移住への期待感が増したことを覚えています。」
結婚後は垂井町内の企業で事務職に就き、新生活がスタートしました。当初は友人・知人ゼロでしたが、職場のつながり、夫のつながり、習い事のつながりという風に少しずつ人間関係を広げていった三井さん。垂井町暮らしは順調そのもの・・・と思いきや、実は「長男の出産後しばらくは、それまでに経験したことのない孤独感を味わっていた。」と打ち明けます。「出産前後で生活も人間関係も、すべてが変わるんですよね。子どもはすごくかわいいし、家族のサポートもある。けれど、子育てのちょっとした心配や悩みを共有して励まし合える友だちが身近にいないつらさは、私にとって予想外のものでした。」この状況を変えようと、三井さんが参加したのが、子育て中のママが集まるブログコミュニティ。そして、そこでベビーマッサージと出会うことになるのです。

親は癒やされ、赤ちゃんは愛情で満たされるベビーマッサージ

「ブログコミュニティで仲良くなった方がたまたま岐阜市内でベビーマッサージ教室を開いていて、その体験レッスンに足を運んだのがきっかけ。ベビーマッサージは名前の通り、ママやパパと赤ちゃんがスキンシップによって親子の絆を深めていくもので、やってみたらとても楽しかったんです。子どもの温もりやリラックスした表情に癒やされ、幸せな気持ちになりました。同じ赤ちゃん育児中のママとのおしゃべりも、リフレッシュにつながりましたね。」
ベビーマッサージに魅了された三井さんはその後もレッスンに通い、民間のインストラクター資格を取得。さらに書籍などで学んだ知識や手技も組み合わせ、親子にとってより良い触れ合いができるベビーマッサージを研究しました。そして「ベビーマッサージの魅力を多くの人に伝えたい。」との思いから、垂井町の子育て支援センターでベビーマッサージ教室を開講したのです。「誰でも気軽に参加できる場所がいいなと思い、子育て支援センターの職員さんに相談したら、すぐに『こういう人がいる』と行政に掛け合ってくださって。話がトントン拍子に進みました。新しいことを実現するまでの過程がシンプルなのは、人口規模が小さい街だからこそかもしれませんね。」
それから約10年。三井さんは、月2回のレッスンを通じて垂井町内に住むたくさんの親子を見守ってきました。「私のベビーマッサージ教室をきっかけに子どもとのつながりがより深まったとか、そこで知り合ったママ友と仲良くなったという話を聞くと、うれしくなりますね。私自身の経験と重なります。だからこそ、今後もママたちが楽しい時間を過ごせる場やきっかけづくりとしてのベビーマッサージ教室を、ライフワークとして続けていきたい。そして、第2のふるさとになった垂井町に少しでも貢献できたら」と笑顔で話します。
地域社会とつながり、「今」を楽しむこと。人生を豊かに過ごすためのヒントを、三井さんは教えてくれました。

My favorite spot

相川水辺公園
垂井町の中心を流れる相川の河川敷一帯に広がる公園。広い芝生や遊具などがあって、子どもたちの定番の遊び場になっています。350匹以上の鯉のぼりが空に泳ぐ春のイベントも毎年楽しみ!タイミングによっては、伊吹山の雪景色や河川敷の桜並木も一緒に見ることができ、そのさまは壮観でお気に入りの風景です。